第36回京都メディア懇話会月例研究会(2019年4月25日)

演 題 :「退職後のアメリカ・オランダ留学―人生チャレンジと外の世界」
日 時 :2019年4月25日午後6時30分~同8時00分
会 場 :ハートピア京都(烏丸通竹屋町角)3階視聴覚室
       ※地下鉄烏丸線丸太町駅下車5番出口
発題者 :小松 昭氏(本会会員)
司 会 :永井るり子(本会事務局次長 光華女子大学講師)


[発題者略歴]
職歴
1963年:日本電信電話公社入社
1985年:日本電信電話株式会社
1997年:西日本電信電話株式会社
2002年:西日本電信電話株式会社退職

学歴
1965年:京都外国語短期大学英語科卒業
2006年:京都外国語大学スペイン学科卒業
2012年:ウェブスター大学グローバル・ジャーナリズム専攻卒業
(アメリカ、セント・ルイス)
2014年:ウェブスター大学大学院国際関係専攻卒業
(アメリカ、セント・ルイス)
2016年:ウェブスター大学大学院オランダ,ライデン校国際NGO専攻卒業

[発題概要]
 人それぞれの生き方、考え方、そして人生の目標は日常生活を送っている過程で色々な外界からの影響を受け、また経験を通して、それらを基にして形成されることになるのではないでしょうか。受ける影響、経験、そして色々な研鑽を積むことが多ければ多い程に人生を豊かに有意義な方向に導いてくれることになるかと思われます。
NTTでの仕事は色々な面で恵まれた労働環境、良好な人間関係の下で長くその職業を続けることが出来ました。一番の恵まれたことは休暇を遠慮なく取れて外国を見て廻ることが出来たことです。退職する頃にはほぼ100カ国余りを旅することが出来ました。多くの国に行くのが目的でなく、魅力ある未知の世界を知ろうとした結果でした。外国が身近でなかった今の時代でない30歳で初めて2カ月余りを掛けてアメリカ・カナダ・西ヨーロッパを旅行したことがその後の生き方、考え方、目標を据える上で少なからずの基になりました。
 特にアメリカでは人との出会い通じて異文化を知り、外の世界を知る体験をしてそれらを理解出来ました。自分の考えをはっきりと伝え正直であること。どんな時でも学ぶ意志が有れば年齢に拘わらず学ぶ機会が有ること。音楽が暮らしの中に有ること。これらが、その後の生き方の影響を与える結果になりました。
 退職して大学で再び学ぶには余りにもいい仕事に恵まれていましたので、その機会を失っていましたが、決心して2002年に、京都外国語大学で、スペンイン語を専攻して卒業出来ました。かねていつもいつか心に留めていたアメリカ留学を2年後の2008年に実現しました。アメリカの大学教育を受けたいと願っていましたので、セント・ルイスのウェブスター大学でグローバル・ジャーナリズムを専攻して、大学院では国際関係を専攻して、6年間のアメリカ留学を経験しました。大学院の課程を終えて5カ月間、アジアを知る為にウェブスター大学タイ、バンコック・キャンパスで更に大学院課程の短期留学が出来ました。アメリカでは何にでもチャレンジする機会があり、可能性を追求することが出来ます。ヨーロッパの世界と文化を知ることも必要と思い、ウェブスター大学のオランダ、ライデンでのキャンパスで、国際NGOを学んで大学院を終えました。卒業後もライデンに一年と少し滞在して勉強を続けて、2017年の始めに京都に帰って来ました。留学、外国生活を通じて色々な可能性がいつもあり人生はいつもチャレンジすることの大切さを教えてくれました。
 より多くの人との出会いが留学中に有りました。人との出会いは人生を豊かにする要素の一つであるとの考えに接しました。人生を豊に楽しむ為にも人との交流、会話を大切にするオープンな雰囲気は日本にあってもそれ以上のものを感じます。
 日本の外に出て日本を見るのは外国での色々な知識、情報を得ればえる程、それまでに日本で考えていたことを再考させることにもなります。人権の問題、安全保障の問題、中国をどう見るかなど日本国内では比較考量する必要に迫られました。修士論文では尖閣諸島の領土問題、ミャンマーでのロヒンギャ民族対立を取り上げました。
 政治、経済でのグローバライゼーションが進む中で、留学が若い人達だけでなくシニアの人達にも日本を離れて外の世界を知る為に外国に住み、学ぶことは日本にいるだけでは得られない多様性、価値観に遭遇することになるでしょう。
 若い人にはこれからの将来の為に、シニアにはこうしたことに気付くには遅すぎることなく、活動の幅を広げるチャンスをこの先、与えてくれることになるでしょう。

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